その時・・後方でガチャっと言う音が聞こえた
「ただぃまー♪」
ま、まずい・・この状況を見られる訳には・・(汗)
僕は大慌てでアルバムを引出しに押し込み・・変に
何をしてたか疑われないよう寝ているふりをした。
ガチャ・・レナが入ってきた
「ぁれぇー、カイちゃん寝ちゃったの・・??」
「・・(寝てはいないんだけど・・気まずい・・)」
ぼすっ
「グッ・・」
レナが僕の上に乗っかったようだ・・(汗)
この際便乗して目を開けよう・・
「あ・・レナさんお帰りなさい」
「ただぃまカイちゃん、レナ疲れちゃったょー」
そういうとレナは僕の肩に首をうずめてくる・・
「レ、レナさん・・(汗)」
「んー・・カイちゃん・・」
そういうとレナは少し頭を起こし僕の目をじっと見つ
めて来る・・
え、こ、これはまさか・・
「レ、レナさん・・」
そしてレナは僕の目を見つめながらこう呟いた
「カイちゃん・・お腹空ぃちゃった・・」
「へ・・」
「お昼から何も食べてなぃよー、何か食べよ♪」
な、なんだ・・そっちの方か・・(汗)
「あ、今日はラーメン屋行ってないですもんね・・
じゃあ中華の出前頼みましょうか?」
「出前??」
「あ、注文して家まで持ってきて貰うんです」
レナは出前を知らないのか・・
「おぉー♪良いねぇ♪」
「ちょっと待って下さい、前にチラシ貰ったんですよ・・
あ、これです」
「うわぁー、一杯ぁるね♪」
「どれにしますか、僕のオススメはマーボー丼ですよ!」
「じゃぁそれと・・あ♪ラーメンも餃子もある♪あとチャ
ーハンも♪」
相変わらず無茶苦茶な食欲である・・
「え・・あ、分かりました、じゃあ餃子とチャーハンは
半分こしませんか??」
「ぅん、良いよー♪」
僕は颯爽と出前を頼みに電話をかける・・
しかし注文を言いながらも僕はアルバムと手紙の事が
ずっと気になっていた・・。
レナと双子であろうと思われるユウナ・・彼女はおそ
らく手紙にあった病院にいるのであろう・・
どんな病気かは知らないが・・彼女が今のレナの境遇
を作りだしているのだろうか・・
そして両親はレナの事を知っているのだろうか・・
もう半年強一緒にいるがレナが家族の話をした事はほと
んど無い・・。
僕は改めて思った。
・・やはり知っておきたい・・と・・。
一度は決心が鈍ったが社長の所へ行って事情を聞いて
みよう・・自分の胸にだけしまっておくべき事なの
かも知れないが・・1度だけ・・
「レナさん、あと30分で来るそうですよ!」
「わぁーい、じゃぁそれまでシャワー浴びて来るね♪」
「行ってらっしゃーい(^^)」
・・よし、もう後には引けない・・
僕はレナを見送ると早速社長に電話をかけてみた・・
(続きは次回♪)
続きが気になる方は応援クリックお願い致します!↓
コメント
コメントの投稿
トラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)