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宮地 海

Author:宮地 海
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「しかしまたここで事件が起きてしまうんだ」


「え・・」



「両親がいなくなりレナとユウナは身寄りを探した・・
 何とか近くに親戚がいたのでそこに住めるように
 はなったのだが・・」


「・・」



「やはり環境がガラリと変わってしまった事に不安を
 隠せなかったのだろう、2人は元気を失くしていた
 ようだ・・特にユウナは心ここにあらずという感じ
 で正輝も色々と気を使っていたようだ・・。」



「・・」



「そして正輝は何とかユウナを元気づけようと色々と
 外に連れ出したりして傍に付いていた・・しかし・・」


「しかし・・?」



「ある日・・正輝とユウナは遊園地に行こうと2人で
 朝早く歩いていた、早朝と言う事もあって交通量も
 ほぼ無かったから油断していたのだろうな・・」


「え・・」



「横断歩道を横切る時に急にトラックが曲がって来て
 ね・・正輝は気づいて避けようとしたのだが不運に
 もユウナが聞こえない右方向からだったんだ・・」


「・・」


「ユウナは反応が遅れた・・それに気付いた正輝が
 とっさに庇おうとしたのだが・・間に合わなかった」


「そんな・・」



「これは運転手の話だがな・・正輝はユウナを抱えるよ
 うにしてぶつかったらしい、まさかこの時間に人通り
 がほぼ無い道で人がいるとは運転手も思わなかったそ
 うだ・・」


「それで2人は・・?」



「スピードに乗っていたせいか2人は相当な距離を跳ね
 飛ばされてね・・正輝は全身を強く打ち・・治療の
 甲斐無く他界してしまった・・」


「そうですか・・」



「一方のユウナは正輝が身体を張ってくれたおかげで
 一命は取り留めた・・しかし頭を強く打っていてね
 ・・」



店長の言葉が少し止まる・・当時の出来事が頭の中を
よぎっているのかも知れない・・



「それでユウナさんは・・」


「その衝撃のせいかユウナは生きているのだが意識が
 戻らなくなった・・いわゆる脳死という状態だ・・」


「・・そう・・ですか・・」


「両親を失い・・そして双子の妹と幼なじみを失った
 レナのショックは計りきれない物があったのだろう、
 彼女は2人の状態を知った日から心が崩壊した・・」



「崩壊・・」


「あぁ、カイ君はレナに初めて会った時ちょっと人と
 違うなという印象は抱かなかったかい・・?何かこ
 う人間としての感情が薄いと言うか・・行動が少し
 突飛していると言うか・・」


「えぇ・・それは感じます」


「以前の彼女はそんな感じでは無かったのだが・・
 心の傷と言う物は・・人を変えてしまう力がある・・」



「それは・・分かります・・俺も以前に大事な女性を
 目の前で失った事がありますから・・」


「そうなのか・・??」



「ええ・・あ、今はそれよりも話の続きを・・」



「分かった・・それでユウナは病院にずっと眠り続け
 る事になったのだが・・維持費には莫大な金が必要
 になった」


「そうですね・・」



「当然親なら出すだろうが今は親戚に居候の身だ・・
 そこで彼女は働く事を決意した、しかし通常の仕事
 ではとてもじゃないか自分の生活で手一杯だった・・」


「・・」



「そこでレナは色んな知る限りの親類縁者に連絡を取っ
 て良い仕事は無いか探していたようだ・・しかし何の
 技術も無い未成年の女性に出来る事等たかが知れてい
 る・・」


「そうですね・・」



「そんな中正輝の親戚である俺に電話がかかってきた、
 俺は当時数店舗の水商売経営を経てこの風俗業にも
 経営を拡大していた頃だった・・」


「・・」



「レナから話を聞いた時は俺の頭の中に天使と悪魔
 が現れたんだよ・・」


「天使と悪魔・・?」



(続きは次回♪)


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