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宮地 海

Author:宮地 海
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「天使と悪魔・・?」


「・・あぁ、見ての通りレナはとても容姿が美しい・・
 普通はあれだけの容姿なら風俗では無くお水の方で
 稼ぎを考えるものなのだが・・」


「・・レナさんにはその知識が無かった・・?」


「そうだ、レナは自分の外見がどれほど優れているか
 自分で分かっていなかった・・だから俺の中で悪魔
 が囁いたんだ・・このまま何も告げずに風俗へ引っ
 張ったらどうかとね・・」


「・・」



「彼女が入店すれば間違い無く看板嬢となり、店が大
 繁盛する事に疑問の余地は無かった・・しかし他人
 とは言え何度か会った事はあるし、正輝の知り合い
 でもあるからね・・それはしなかった」



「え・・じゃあレナさんは・・」



「あぁそうだ、俺はきちんと説明をした上でレナに
 選択させた・・だがレナはお金をより稼げる道を
 自ら選んだんだ・・。」


「そうだったんですか・・」



「・・金だけでは無かったと思うがな・・正輝に対
 する贖罪という意味も込められてるかも知れない・・」


「・・」



「当時はレナの年齢が足りなかったからな・・そこか
 ら1年仕事のイロハを叩きこんだ、彼女にとっては
 辛い日々だったろうがよく付いて来たよ・・。」


「そうだったんですか・・」



「そこから彼女はほぼ休み無く働いている・・よく
 身体を壊さないものだと感心しているよ、カイ君
 といる時もほぼ休んではいないだろう?」


「そういえばそうですね・・」



「だが・・そんな事を続けていて精神が持つ訳は無
 い、仕事以外のレナからは昔の笑顔が消えていた
 んだ・・」


「・・」



「そこでカイ君にレナの事を任せてみたんだ、年も
 近いし君は性格も穏やかだ、それに・・」


「それに・・?」



「君の声は・・正輝にとても似ている・・」



「え・・?そうなんですか??」



「あぁ、最初に君と知り合った時はビックリした・・
 カイ君は分からないだろうが瓜二つだよ」



「そうですか・・」



「そのせいもあってかレナは君の事を信頼している
 ようだ・・これからも宜しく頼むよ」


「・・ええ、それは勿論です・・しかし・・」


「ん?」



「あ、いえ・・レナさんがそんなに重い過去を背負っ
 ていたとは・・」



「人は・・傍目だけではなかなか判断出来ないもの
 さ、でもカイ君はレナの過去に同情をする必要は
 無いよ、今まで通り接して欲しい・・」


「分かりました」 
 


「レナにはカイ君にだけ真実を告げたと伝えておく
 よ・・」


「・・はい・・」



こうして社長との談話は終わった・・レナは両親と
初恋の人を失い、更には目を開ける事の出来ない
双子の妹を抱えながら現在に至っている・・。


だが自分がどれだけの言葉をかけてもその傷を癒す
事は出来ないだろう・・ならばせめて現在だけでも・・



僕は今まで通りのスタンスを崩さない事を心に誓い
ながら、いつもの時間にレナを迎えに行った・・


(続きは次回♪)


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